リノベーション専門店 結露対策は断熱性能向上だけではなく換気も重要になります!
2025年11月21日更新
1. こまめな換気
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目的: 湿った空気を外に出し、室内の湿度を下げる。
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方法:
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1回5〜10分程度を目安に、1時間に1回程度は換気するのが理想です。
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2ヶ所以上の窓を開け、空気の通り道を作る(対角線上の窓を開けると効率的)。
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キッチンや浴室など水蒸気が多く発生する場所は、換気扇をこまめに回す。
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冬場は、暖房器具の近くの窓を少し開けることで、入ってくる冷気を暖め、室温の低下を防ぐ工夫も有効です。
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2. 湿度管理の徹底
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目的: 結露しにくい適切な湿度(目安:40%〜60%)を保つ。
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方法:
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湿度計を置いて湿度に関心を持つ。
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洗濯物の室内干しはなるべく控え、どうしても室内干しする場合は、浴室など換気ができる場所で行う。
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加湿器を使用する場合は、窓の近くに置かない、過剰な加湿を避ける。
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除湿器や除湿剤(置き型、炭八など)を活用する。
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3. 温度差を小さくする
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目的: 窓や壁の表面温度を、室温に近づける。
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方法:
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暖房の設定温度を上げすぎない(環境省推奨は**20℃**を目安に)。
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サーキュレーターで空気を循環させ、部屋全体を均一に温める(特に窓周辺に停滞する冷気を動かす)。
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暖房器具を見直す(石油ストーブやガスファンヒーターは燃焼時に水蒸気を発生させるため、エアコン、電気ストーブ、オイルヒーターなどが結露対策にはおすすめです)。
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4. 結露対策グッズの活用
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手軽な対策:
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結露防止シート/フィルム: 窓ガラスに貼り、断熱効果を高める。
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結露吸水テープ/パネル: 窓ガラスの結露を吸い取り、水滴が垂れるのを防ぐ。
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結露防止スプレー: 窓ガラスに水をはじく薄い膜を作り、水滴になるのを抑える(効果は約1ヶ月程度)。
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🔨 本格的な対策(リフォームなど費用がかかるもの)
1. 窓の断熱強化(最も効果的)
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二重窓(内窓)の設置: 既存の窓の内側にもう一つ窓を設置し、間に空気層を作ることで断熱性を大幅に高める。
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窓の交換:
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複層ガラス(ペアガラス)や真空ガラスなどの高断熱ガラスに交換する。
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熱が伝わりやすいアルミサッシから、断熱性の高い樹脂サッシなどに交換する。
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2. 建物の高気密・高断熱化
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壁、床、天井などに断熱材を追加し、家全体の断熱性能を高める。これにより、家の中の温度差を無くし、結露のリスクを大幅に減少させます。

